朝日・夕陽は自然が生み出す奇跡の時間ですね。短い時間に色彩が次々と変化し、幻想的な空間を生み出します。朝日に元気をもらったり、夕陽に郷愁を感じたり、私たちの感情に訴えかけるような特別な自然のドラマが展開されます。
ところで、朝日・夕陽の絶景を逃さないための、ちょっとしたコツがあるのをご存知ですか。太陽は東から昇り、西に沈むということは常識ですが、季節ごとに南北の動きがあることを知っておくと、朝日・夕陽スポットを選ぶときに役立ちます。
春から夏は、太陽は北東から昇り、北西に沈みます。逆に秋から冬にかけては、南東から昇り、南西に沈みます。ですから、例えば海に沈む夕陽を見たい場合は、基本的には夏は日本海側、冬は太平洋側へ行くといいでしょう。逆方向に行くと、海ではなく陸の方に沈んでしまいます。もちろん、南北に海岸線が伸びる東北地方や、半島のような突き出た場所ならば、季節的に逆の方角であっても、海へ沈むシーンを観れますから一概には言えません。
海に沈む夕陽ばかりではなく、高山地帯から望む夕陽やご来光もまた格別ですね。
人は生涯にいったい何度の朝日・夕陽を拝むことができるのでしょうか。そう考えると、いても立ってもいられず、朝日・夕陽ハンターに変身してしまいます。
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