長浜城は、戦国時代に小田原を拠点とした北条氏の水軍基地として整備された海城でした。海賊城としての遺構を多く残しており、国の「史跡」にも指定されています。
豊臣秀吉の小田原攻めにより、最終的には豊臣方の水軍にあっけなく蹴散らされて、やがて廃城となりました。
現在は詳細分布調査が実施され、4つの曲輪と15の腰曲輪の他、曲輪上の土塁跡や6基の掘切等が確認されています。櫓(やぐら)も模擬建造されており、当時の砦としての姿が再現されています。
富士山を展望できる場所としても知られており、特に第一曲輪跡からは、内浦湾越しに雄大な富士山が望め、その手前には淡島が浮かび、眼下には係留されたヨット群が並ぶ素晴らしいパノラマが広がっています。
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