原爆ドームは、元は「広島県物産陳列館」として開館し、後に「広島県産業奨励館」と呼ばれていました。
1945年8月6日午前8時15分17秒、アメリカ軍のB-29爆撃機「エノラ・ゲイ」が原子爆弾を投下、原爆ドームの東150メートル・上空約600メートルの地点で炸裂し、一帯は瞬時に阿鼻叫喚の地獄と化しました。
原爆ドームも3階建ての本体部分がほぼ全壊しましたが、中央のドーム部分だけは枠組みと外壁を中心に残存しました。その後、風化を防ぐために幾度となく補修工事をうけながら、現在まで保存されています。
「二度と同じような悲劇が起こらないように」との戒めや願いをこめて、国の「史跡」指定を受け、ユネスコの「世界遺産」にも登録されています。
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