山陰・山陽十一州を手中に収めた尼子氏が本城とし山陰・山陽制覇の拠点とした月山富田城は、天然の地形を利用した最も難攻不落の要塞城といわれ、一度も落城しなかった天下の名城として知られています。
最終的に尼子氏は毛利氏によって滅ぼされ、城も毛利領となりますが、「関ヶ原の戦い」以後は堀尾氏が城主となり、1611年に松江城に移ったことで、月山富田城は廃城となりました。
現在は、中腹の山中御殿から山頂の本丸にかけて石垣が残っているのみですが、かつての縄張りを見学でき、周辺の眺望も良く、戦国時代の城郭を堪能できます。
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