天守は国の「重要文化財」に指定され、山陰地方の現存例としては唯一のものです。天守がそびえ立つ本丸広場には、たくさんの桜が植えられており、「日本さくら名所100選」にも選ばれているほか、百名山である「大山」も遠望できます。また天守からは「宍道湖」が展望でき、「日本三大湖城」の一つにも数えられます。
松江城は「関ヶ原の戦い」で戦功のあった堀尾氏が築いた城で、1611年に完成し、「月山富田城」から本拠を移しました。以降、江戸時代には松江藩の藩庁として、出雲地方の政治経済の中心として栄えましたが、明治維新後には廃城となり、天守以外の建物はすべて撤去されました。
現在は、「松江城山公園」として整備されており、門や櫓の復元が進められています。
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