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原城跡(はらじょうせき)は、長崎県南東部の島原半島南部にあった城郭跡で、江戸時代初期に勃発した「島原の乱」の舞台として知られており、国の「史跡」に指定されています。
島原藩の藩主となった松倉重政が島原城を築城した際に、原城は廃城となり石垣も転用されました。その後二代にわたる松倉氏の圧制に加え、過酷なキリシタン弾圧を行ったことにより農民が怒り、一揆を引き起こしました。
一揆の群衆は約3万7千人が集って廃城となっていた原城に立て籠もり、小西行長の家臣の子孫といわれる天草四郎を総大将とし、組織だった籠城戦を展開して幕府軍と戦闘を繰り広げます。
約3か月に及ぶ籠城の後、結果的に幕府軍に壊滅させられましたが、島原藩主松倉勝家は斬首に処せられ改易となりました。
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