木の下に小さな祝殿があり、権現様が祀られているところから「権現桜(ごんげんざくら)」とも呼ばれます。樹高は約13m、根元周囲は6.7mあり、背後には中央アルプスの山々がそびえます。
雪山をバックに堂々と立つ巨桜の雄姿は、訪れる人々に感銘を与え続けています。この地点は、中央アルプスの中でも最も標高が低い尾根が続きますが、桜の開花時期には残雪も見られ、「雪山と桜」の爽快な景色が見られます。
開花時期にはライトアップも実施され、幻想的な夜桜も魅力的です。
権現桜の周辺では、他にも名もない桜の巨木が見られ、のどかな里山風景を満喫しながら散策も楽しめます。東側には南アルプスの甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳もよく望め、権現桜に限らず、良い位置に立つ桜を探すとよいでしょう。
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